On Jul 23: 10,424.62 Up 102.32 (0.99%)


米国株続伸、ダウ102ドル高 ストレステスト通過

好材料銘柄に買い



23日の米株式相場は続伸した。

ダウ工業株30種平均は前日比102ドル32セント(1.0%)高の1万0424ドル62セントと、

6月21日以来1カ月ぶりの高値で終えた。

注目度が高かった欧州銀行の資産査定(ストレステスト)を波乱なく通過し、

好業績や増配など個別に買い材料が出た銘柄を買う動きが広がった。

 

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は前日比23.58ポイント(1.0%)高の2269.47で終えた。

 

欧州銀行監督委員会(CEBS)が発表した欧州銀91行のストレステストでは、

景気や市場環境が予想外に悪化した場合に自己資本が不足する銀行が7行あるとの結果が出た。

市場では「予想の範囲内」との指摘が多かった。

重要日程を無難に通過したことで、好材料が出た銘柄に改めて資金が向かった。

 

昼過ぎに増配と自社株買いの再開を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)が3%あまり上昇したほか、

朝方に発表した2010年4~6月期決算で、

特別項目を除く1株利益が市場予想を上回った通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが4%近く上げた。

ダウ平均構成銘柄で好材料が続き、ダウ平均の上げ幅は120ドルに迫る場面があった。

 

S&P500種株価指数は8.99ポイント(0.8%)高の1102.66と1カ月ぶりに心理的な節目である1100台に乗せた。S&P500業種別指数は全10業種が上昇した。

「一般産業」と「素材」が2%前後上昇したほか、「通信サービス」や「消費循環」の上昇が目立った。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億5000万株(速報値)、

ナスダック市場は約23億7000万株(同)だった。

 

仏製薬大手サノフィ・アベンティスが買収を検討していると

米紙が伝えた米製薬大手ジェンザイムが15%以上の大幅高。

朝方発表の4~6月期決算で1株利益が市場予想を上回った自動車大手フォードは5%あまり上昇した。

ストレステストの結果発表を受け、ドイツ銀行やスペインのサンタンデール銀行、

英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドなど欧州銀の米預託証券(ADR)は総じて上昇して終えた。

 

ダウ平均構成銘柄では、

前日夕に発表した四半期決算が市場予想を上回ったクレジットカード大手アメリカン・エキスプレスが買われた。

非鉄大手アルコアや航空機大手ボーイング、建機大手キャタピラーも高い。

 

一方、朝方に発表した四半期決算が予想を上回ったものの、

6月の既存店売上高が伸び悩んだとの見方からマクドナルドが2%以上下げ、ダウ構成銘柄で下落率首位。

前日夕の決算で1株利益が市場予想に届かなかったネット小売大手アマゾン・ドット・コムは1%安。

マイクロソフトは前日夕に発表した四半期決算で1株利益が予想を上回ったが、小幅安で終えた。

                                      (日経新聞マネー 7/24 6:48)