109.43 (1.07%) 米国株、3日ぶり反落 ダウ109ドル安 FRB議長証言で失望売り
21日の米株式相場は3営業日ぶりに反落した。
ダウ工業株30種平均は前日比109ドル43セント(1.1%)安の1万0120ドル53セント、
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同35.16ポイント(1.6%)安の2187.33で終えた。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で、
追加の金融緩和に予想したほど踏み込んだ言及をしなかったと株式市場では受け止められ、
失望感から売りが出た。
相場は小幅高で始まった。
前日夕やこの日朝に好決算を発表したアップルや証券大手モルガン・スタンレーなどを中心に買いが入った。
ただ午後2時過ぎからのバーナンキ議長の議会証言を前に様子見ムードが強く、
前日終値近辺でもみ合う場面も目立った。
バーナンキ議長の議会証言は景気見通しが慎重だった一方で、
追加の金融緩和については「必要に応じて用意は整えておく」と述べるにとどめた。
株式市場では前日から、追加緩和について議長がより前向きな発言をするとの思惑が出ていた。
そうした期待が後退したため、議会証言が始まると売りが広がったという。
小売りなどの消費関連株や、金融株などを中心に売りが膨らみ、ダウ平均は164ドル安まで下げる場面があった。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億9千万株(速報)、
ナスダック市場は約21億8千万株(同)。
業種別S&P500種株価指数では、「消費循環」や「金融」など全10業種が下落した。
前日夕発表した四半期決算を受けてアナリストが相次ぎ投資判断や
目標株価を引き下げたインターネット検索大手ヤフーが大幅安。
決算と併せて1株利益見通しを引き上げた航空機・機械大手のユナイテッド・テクノロジーズも下げに転じて終えた。前日夕発表の決算が市場予想に届かなかったハードディスク駆動装置(HDD)大手の
シーゲイト・テクノロジーにも売りが膨らんだ。
決算は予想を上回ったが、好材料出尽くし感が広がったネットワーク機器大手ジュニパー・ネットワークスも下げた。
半面、アナリストによる目標株価引き上げが相次いだアップルが上昇。
モルガン・スタンレーも大幅高で終えた。
決算で1株利益が市場予想を上回った米銀大手のウェルズ・ファーゴも高い。
決算が増収増益だった清涼飲料大手コカ・コーラも買われた。
(日経新聞マネー 7/22 6:39)