FRB議長証言や株安で
21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、
前日比45銭円高・ドル安の1ドル=87円00~10銭で取引を終えた。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で米景気に慎重な見通しを示し、
超低金利政策を長期間維持する可能性が高いと改めて述べた。
米景気の先行き不透明感を背景に対ドルで円買いが入った。米株安も円買いを誘った。
FRB議長は上院銀行委員会で証言し、米景気は緩やかに回復を維持するものの、
失業率の先行きに不透明感があることなどを指摘した。
米景気懸念を背景に投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が強まり、
低金利の円がユーロや豪ドルなど相対的に金利の高い通貨に対して買われ、
対ドルでも円を押し上げた。円は一時86円90銭まで上昇した。
米株式相場が大幅に下げたことも、円買い・ドル売り材料だったとの声が聞かれた。
米債券市場で長期債利回りが低下し、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りも入ったという。
ニューヨーク市場での円の安値は87円35銭だった。
円は対ユーロで3営業日ぶりに大幅に反発し、
前日比1円65銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=111円00~10銭で取引を終えた
バーナンキFRB議長が慎重な景気見通しを示したことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、
円買い・ユーロ売りが加速した。
ポルトガルが実施した1年物短期証券入札が不調だったこともユーロの売り材料だったとの指摘があった。
ユーロは対ドルで続落。前日終値の1ユーロ=1.28ドル台後半から1.27ドル台半ばに水準を切り下げた。
バーナンキFRB議長の議会証言やポルトガルの国債入札を受け、
ユーロは売られた。この日の安値は1.2732ドル、高値は1.2831ドルだった。
(日経新聞マネー 7/22 6:39)