主力企業の決算が相次ぐ

ストレステスト後への懸念も



7月17日(土)10時09分配信 フィスコ


7/19-23も数多くの4-6月期決算発表が予定されている。
ハイテクではアップル(20日)やクアルコム(21日)、マイクロソフト(22日)などの決算発表が予定されている。
アップルは先週末に「iPhone4」のアンテナ感度問題に関してジョブズCEO自ら説明し、
無料でケースを配布する方針を明 らかにした。
同発表後に株価は僅かながら上昇しており、ケースの無料配布は現時点で最も適切な対応と言えるだろう。「iPhone4」や「iPad」は品 薄の状況が続いており、同社の4-6月期決算への期待は高い。


インターネット関連ではヤフー(20日)やイーベイ(21日)、
アマゾン・ ドット・コム(22日)などの決算発表が予定されている。
アマゾンは、電子ブックリーダー「キンドル」の売上げ状況に注目が集まりそうだ。
4月に発売され たアップルの「iPad」やバーンズ&ノーブルとの電子ブックリーダーの値下げ競争の影響が
どの程度同社業績に影響するかが焦点となる。
この他、SECと 5億5千万ドルの支払いで和解したゴールドマンサックスの決算が(20日)に予定されているほか、
ダウ構成銘柄各社の決算発表も控えている。


経済指標では6月住宅着工(20日)、6月中古住宅販売(22日)など住宅関連が注目される。
今年下半期に向けて住宅市場も2番底となる可能性を指摘する向 きも少なくない。


欧州の大手行を対象としたストレステストの結果と、
結果開示に伴う影響、銀行の資本増強の必要性などについて、
21日に トリシェECB総裁が各銀行と協議する見通しとなっている。
ストレステストの結果は23日に公表される予定。昨年実施された米国のストレステストの場合、
結果の発表後に大手各行が自己資本増強策を発表、秋口にかけて金融セクターは大きく上昇した。
このパターンを辿る形で、欧州に関してもストレステストが不安を払拭するきっかけとなるとの期待は強い。
しかしそもそも、金融市場を安定させるのが目的のストレステスト、
当局が金融市場を混乱させるような、厳格な 結果を出してくるとは考え難いし、
この事は市場も十分織り込んでいるはずである。
その意味では、むしろ当局の台所事情が市場に見透かされる形で、
「ストレステスト後」に対する期待が裏切られる事態も想定しておく必要があろう。