一時7カ月半ぶり高値



16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に3日続伸し、

前日比85銭円高・ドル安の1ドル=86円50~60銭で取引を終えた。
米景気の先行き不透明感を誘う経済指標や、米株安を受けて、円買い・ドル売りが優勢となった。
円は一時86円27銭まで上昇し、2009年12月1日以来、7カ月半ぶりの高値を付けた。

 

7月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が前月比で大幅に低下し、

米景気回復が鈍化するとの見方が広がった。

米長期金利が低下し、日米の金利差が縮小するとの思惑も円買い・ドル売りを誘った。

米株式相場が大幅安で推移したため、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から

円が高金利通貨に対して上昇。

れにつれ対ドルで円が買われた面もあった。円の安値は86円92銭だった。

 

円は対ユーロで大幅に反発し、

前日比1円20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=111円90銭~112円ちょうどで取引を終えた。

米株相場が大幅安になったことを受けて、投資家がリスク回避の姿勢を強めるとの見方から

円買い・ユーロ売りが優勢となった。

 

ユーロはドルに対して4日ぶりに小反落した。

前日終値の1ユーロ=1.29ドル台半ばから1.29ドル台前半に下落した。

米株安を手掛かりに、低金利通貨のドルがオーストラリアドルなど高金利通貨に対して上昇し、

対ユーロでも米ドル買いが優勢となった。ユーロの安値は1.2915ドルだった。

 

ただ、米景気の先行き不透明感からユーロ買い・ドル売りが優勢だった欧州市場の流れを引き継ぎ、

朝方にユーロは1.3008ドルと5月10日以来、約2カ月ぶりの高値を付ける場面があった。

                                      (日経新聞マネー 7/17 6:45)