予想下回る米指標受け買い優勢



6日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、

3連休前の2日に比べ25銭円高・ドル安の1ドル=87円45~55銭で取引を終えた。

米景気の回復ペース鈍化を示す経済指標の発表を受け、円買い・ドル売りが優勢になった。

日米の金利差が縮小するとの見方も、円相場を支えた。

 

米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した6月の非製造業景況感指数は53.8と前月比1.6ポイント低下した。

前月を下回ったのは7カ月ぶりで、市場予想にも届かなかった。製造業に続いて予想を下回る結果となり、

米景気の先行き不透明感が意識された。円は87円35銭まで買われる場面があった。

 

朝高で始まった米株式相場が一時下げるなど不安定な展開となり、米国債相場が堅調に推移した。

米国債利回りの低下を受け、日米金利差が縮小するとの見方も円の対ドル相場を支えた。

 

ニューヨーク市場の円の安値は、朝方に付けた87円93銭だった。

 

円は対ユーロで4日続落し、2日に比べ20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円45~55銭で終えた。

アジアや欧州の株式相場が上昇し、相対的に金利の高いユーロが買われた海外市場の流れを引き継いだ。

6月末にかけてユーロ売りの持ち高を膨らませた投機筋などが、

利益確定を目的にした買い戻しを入れたとの指摘もあった。


ユーロは対ドルで4日続伸した。

2日夕の1ユーロ=1.25ドル台後半から1.26ドル台前半に水準を切り上げて取引を終えた。

株高を受けて相対的に金利が高いユーロへの買いが優勢になった海外市場の流れを受け、

ユーロ買いが優勢だった。

予想を下回る米ISM非製造業景況感指数もドル売り・ユーロ買いを誘った。

ユーロは1.2663ドルと、5月21日以来の高値を付ける場面があった。

 

ニューヨーク市場のユーロの安値は朝方の1.2565ドルだった。

                                    (日経新聞マネー 7/7 6:30)