米金利低下や一時株安で



25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続伸し、

前日比40銭円高・ドル安の1ドル=89円15~25銭で取引を終えた。

米金利の低下を受け、日米金利差縮小の思惑から円買い・ドル売りが入った。

 

最近の経済指標下振れを背景とした米景気の先行き不透明感や、

米連邦準備理事会(FRB)による超低金利政策が長期間続くとの見方などから、

米金利の低下傾向が鮮明になっている。

この日も米債券市場で長短期債利回りが低下し、つれて対円でドルに売りが出た。

 

欧米株式相場が下落した場面で、投資家が運用リスクをとった投資を縮小するとの見方から、

低金利の円が買われた面もあった。

一時は89円21銭と5月21日以来、約1カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。

 

米上下両院の合同委員会が金融規制改革法案の一本化で合意したことを受けて米金融株が買われ、

米株式市場ではダウ工業株30種平均が上げに転じる場面があった。

投資家がリスクを取りやすくなるとして円は伸び悩む場面もあった。この日の円の安値は89円64銭だった。

 

円は対ユーロで小幅ながら6日続伸し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=110円30~40銭で取引を終えた。

欧米株が下げた場面で円が買われた。

半面、米株が上げに転じると、円は対ユーロで売られる場面があった。

 

ユーロは対ドルで3日続伸し、1ユーロ=1.23ドル台前半から1.23ドル台後半に水準を切り上げた。

期末が近づいているため、利益確定や持ち高調整のためにユーロの売り持ちを解消する買いが入ったという。26~27日の20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、持ち高調整のユーロ買い・ドル売りもあったとみられる。

米欧金利差が拡大していることがユーロ買いを誘った面もあった。

ニューヨーク市場でのユーロの高値は1.2396ドル、安値は1.2280ドルだった。

                                     (日経新聞マネー 6/26 6:41)