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4.92 (0.05%) 米国株、ダウ小反発で4ドル高 住宅指標で売りも、ドル安が支え
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3営業日ぶりに反発し
前日比4ドル92セント(0.0%)高の1万0298ドル44セントで終えた。
米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で米景気にやや慎重な見方を示し、
外国為替市場でドルが対ユーロで売られた。
海外収益が大きくドル安が業績のプラスになる銘柄に買いが入り、ダウ平均を支えた。
一方、5月の米新築住宅販売件数が市場予想以上に減少し、
米景気の先行き不透明感からハイテク株などには売りが目立った。
ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は3日続落し、7.57ポイント(0.3%)安の2254.23で終えた。
5月の米新築住宅販売件数は年率換算で30万戸と前月比32.7%の大幅減となった。
水準は過去最低で、マイナス幅は過去最大。
米住宅市場の回復の遅れが嫌気され、ダウ平均は前日比で60ドル以上下げる場面があった。
FRBは声明で「景気回復は継続している」としながらも、欧州の信用不安などを背景に、
金融環境が景気回復を促進する程度が低くなってきたとした。
労働市場の改善についても抑制した表現に置き換え、米景気回復の勢いの弱さをにじませた。
外国為替市場でドル売りが優勢になり、
非鉄大手のアルコアが1%あまりの上昇に転じたことがダウ平均の支えになった。
業種別S&P500種株価指数は全10業種中「通信サービス」と「消費安定」、
「消費循環」、「素材」の4業種が上昇した。一方、「公益」や「エネルギー」、
「ヘルスケア」などは売りが優勢だった。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億3000万株(速報値)、
ナスダック市場は約18億2700万株(同)。
朝方に2010年12月期の1株利益の実質的な増益率が従来予想を上回る見通しだと発表した
たばこメーカーのフィリップ・モリスが3%あまり上昇。
前日にS&P500種の構成銘柄への組み入れが発表され、
朝方発表の四半期決算が予想を上回った自動車販売大手カーマックスが9%以上の急伸。
ダウ平均構成銘柄では航空機大手ボーイングや米銀大手JPモルガン・チェースの上昇が目立った。
一方、前日夕に発表した四半期決算が予想を上回ったにもかかわらず、
文書処理ソフト大手アドビ・システムズが7%以上下げた。
アナリストが4~6月期の1株利益の予想を下方修正した米金融大手モルガン・スタンレーが下げ、
ゴールドマン・サックスは小幅に上昇した。
ダウ構成銘柄ではゼネラル・エレクトリック(GE)が下げたほか、
シェブロンやエクソンモービルといった石油大手にも売りが優勢だった。
(日経新聞マネー 6/24 6:35)