変動幅抑制か 中国人民銀が意向
中国の中央銀行である中国人民銀行は20日、
人民元相場の弾力性を高める改革について、米ドルだけではなく複数の通貨に連動させる
「通貨バスケット」を重視して相場を動かす考えを示した。
ユーロ安局面ならば元の対ドル相場の上昇幅は抑えられる。
人民銀は同日、「1度に大幅な切り上げはしない」と改めて強調した。
21日からの外国為替市場では、人民元の切り上げはかなり小幅にとどまる可能性が高い。
中国の中央銀行である中国人民銀行は20日、
人民元相場の弾力性を高める改革について、米ドルだけではなく複数の通貨に連動させる
「通貨バスケット」を重視して相場を動かす考えを示した。
ユーロ安局面ならば元の対ドル相場の上昇幅は抑えられる。
人民銀は同日、「1度に大幅な切り上げはしない」と改めて強調した。
21日からの外国為替市場では、人民元の切り上げはかなり小幅にとどまる可能性が高い。
人民銀は19日、1ドル=6.83元前後に固定していた人民元相場の変動を再び認めると発表。
それを受けて同行の報道官は20日、今回の改革の意味を詳細に公表した。
通貨バスケットについて「貿易や投資が多様化するなか、1つの通貨だけを反映させることはできない」と、
ドルとの連動性を見直すことを強調した。
人民銀は2005年、元を約2%切り上げるとともに通貨バスケットを参考に調整すると発表したが、
実際は対ドル連動を続けていた。
19日の声明では「改革はバスケット通貨を参考に調節することに重きが置かれる」と指摘。
通貨バスケットの本格採用を示唆した。
人民銀は毎朝、元取引の基準値になる「中間値」を公表。18日は1ドル=6.8275元だった。
21日はどの程度上昇するかが焦点になる。
相場変動の範囲は、理論的には1日当たり上下0.5%まで動かせる仕組みだが、
外為市場市場関係者の間では「そこまでいかない」との見方が多い。
(日経新聞Web)