米景気の先行き不透明感で

18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、

前日比30銭円高・ドル安の1ドル=90円65~75銭で取引を終えた。

前日発表 の米経済指標で、米景気の回復ペース鈍化が意識されたことを受けた

円買い・ドル売りが続いた。対ユーロで持ち高調整目的の円買いが入ったことも、円の対ド ル相場を押し上げた。

 

円はロンドン市場で90円45銭と5月27日以来ほぼ3週間ぶりの円高・ドル安水準を付けた。

雇用や製造業関連で市場予想を下回る米経済指標が最近は目立っており、

先行き不透明感を背景にした円買い・ドル売りが優勢となった。

 

このところ対ユーロで円売りが優勢だったため、

傾いた持ち高を調整する目的の円買いが入ったことも円相場を支えた。

ニューヨーク市場の円の高値は朝方に付けた90円58銭だった。

 

もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週22~23日に控えた週末とあって、

円買い一巡後は持ち高調整の円売り・ドル買いが出て、円相場は伸び 悩んだ。

ニューヨーク市場では総じて様子見姿勢が強く、円相場の動意は乏しかった。

ニューヨーク市場の円の安値は90円84銭で、値幅は26銭にとどまっ た。

 

円は対ユーロで反発し、前日比35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円35~45銭で終えた。

ユーロ圏の信用不安に対する過度の警戒感が後退し、前日まで対円でユーロを買う動きが続いていた。

この日は週末とあって利益確定や持ち高調整目的の円買い戻しが優勢だった。

 

ユーロは対ドルではほぼ横ばい。前日と同じ1ユーロ=1.23ドル台後半で取引を終えた。

ユーロに見直し買いが入ったほか、米景気の先行き不透明感から海 外市場で

1.2417ドルと3週間ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けた。

その後は持ち高調整のユーロ売り・ドル買いが出て、ニューヨーク市場でユーロは伸 び悩んだ。

ニューヨーク市場のユーロ高値は1.2395ドル、安値は1.2353ドルだった。

                                  (日経新聞マネー 6/19 7:59)