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米国株、ダウ小幅続伸で4ドル高 鉱工業生産上昇、メキシコ湾の不透明感も後退



16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら続伸し、

前日比4ドル69セント(0.0%)高の1万0409ドル46セントで終えた。

5月の米鉱工業生産指数が市場予想を上回ったほか、

メキシコ湾の原油流出事故を巡る不透明感が後退したとの見方から買いが入った。

一方、米住宅指標が予想を下回ったことが上値を抑えた。

前日の相場が大幅高となったため利益確定目的の売りも出やすく、ダウ平均は下げる場面が目立った。

 

ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数は小幅に5日続伸し、0.05ポイント(0.0%)高の2305.93で終えた。


5月の鉱工業生産指数は前月比1.2%上昇し、3カ月連続プラスとなった。

市場予想も上回り、米景気の回復をけん引してきた製造業の活発な生産活動が続いているとの見方につながった。

外国為替市場でユーロの対ドル相場が落ち着いた動きとなったことも株式相場を支えた。

 

英石油大手BPが原油流出事故に伴う地域住民への補償原資を特別口座に拠出することや、

年内の四半期配当の支払いを見合わせることを公表。先行き不透明感が後退したとして、

BPの米預託証券(ADR)が朝安後に上昇に転じたことが投資家心理の改善につながった。

 

一方、5月の米住宅着工件数が前月比10%減の59万3000戸と1年ぶりの減少幅になり、

市場予想も大きく下回った。

先行指標とされる着工許可件数も5.9%減と、予想に反して大幅減。

4月末の住宅購入減税打ち切りで減少が見込まれていたとはいえ、

予想以上の悪化を受けて、関連の深い個人消費関連株などが売られた。

 

業種別S&P500種株価指数は全10業種中4業種が上昇した。

「公益」や「ヘルスケア」が上昇した一方、「消費循環」や「消費安定」、「一般産業」が下げた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億7000万株(速報値)、

ナスダック市場は約18億5000万株(同)だった。

 

24日に発売する新型の高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)4」の先行予約が

好調との見方が広がったアップルが大幅高。

ダウ平均構成銘柄ではクレジットカード大手アメリカン・エキスプレスが上昇率首位。

建機のキャタピラーや化学のスリーエムも買われた。

 

一方、主力の携帯電話・サービス部門の収益見通しを下方修正した

携帯電話大手ノキアの米預託証券(ADR)が大幅に下落。

3~5月期決算と併せて発表した利益見通しが市場予想を下回った貨物大手フェデックスも安い。

NYSEでの上場を廃止すると発表した米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が急落した。

                                   (日経新聞マネー 6/17 6:47)