ダウ小幅安で買い優勢に


14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに小反発し、

前週末比10銭円高・ドル安の1ドル=91円50~60銭で取引 を終えた。

ギリシャの格下げ発表を受けて株式市場でダウ工業株30種平均が小幅安に転じて終えたため、

投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が浮上。

相対的に金利の高い通貨を売って低金利の円を買い戻す動きが広がり、円は小高く終えた。

 

4月のユーロ圏の鉱工業生産指数の上昇などを 受け、朝方の米国株式市場は買いが先行。

株高で投資家が運用リスクを取りやすくなるとの観測が広がり、ニューヨーク市場の円は安く始まった。

午後に米格付 け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがギリシャの格付けを

投機的色彩の強い等級に引き下げたと発表すると、米株相場が上げ幅を縮小し、円は下げ 幅を縮める展開になった。


14日のニューヨーク市場の円の高値は91円41銭、安値は91円96銭。

ロンドン市場では92円12銭まで下落し、約1週間ぶりの安値を付けた。

 

円は対ユーロで3日続落し、前週末比90銭円安・ユーロ高の1ユーロ=111円85~95銭で終えた。

米株相場が高く始まったため、円は対ドル同様に対 ユーロでも安く始まった。

ユーロ圏の鉱工業生産指数の上昇もユーロ買い・円売り要因になったため、円は対ユーロでは安いまま終えた。

ただギリシャの格下げ 後に米株相場が売り優勢になると、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方が出て、

円は下げ幅を縮小した。

 

ユーロは対ドルで反発した。

前週末の1ユーロ=1.21ドル台前半から1.22ドル台前半に水準を切り上げた。

株相場が買い先行で始まったことやユーロ圏の鉱工業生産指数が上昇したことが、ユーロを押し上げた。

投機筋によるユーロの対ドルでの売り持ち高が高水準で、ユーロを買い戻す動きが出た面もあった。

 
ギリシャの 格下げ発表後にややユーロ売りが目立つ場面があった。  
               (日経新聞マネー 6/15 6:44)



ただ同業の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が既に投機的色彩の強い水準に格下げ済みであ ることなどから、ユーロを売り込む動きは強まらなかった。14日のニューヨーク市場のユーロの高値は1.2298ドル、安値は1.2216ドル