123.49 (1.26%)米国株、ダウ3日ぶり反発し123ドル高 ナスダックは4カ月ぶり安値
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに大幅反発し、
前日比123ドル49セント(1.3%)高の9939ドル98セ ントで終えた。
前日に約7カ月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感や自律反発狙いの買いが優勢だった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅ながら3日続落し、
同3.33ポイント(0.2%)安の2170.57と2月10日以来、約4カ月ぶりの安値で終えた。
ダウ平均は前日までの2日間で4%安と大幅に下落しており、押し目買いが入った。
前日夜にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が
米景気が二番底を回避できるとの見通しを示したと伝わり、
米景気の先行き懸念が和らいだことが買いのきっかけになったとの指摘があった。
早朝に格付け会社のフィッチ・レーティングスが英国に財政赤字縮小を促すリポートを発表したため、
欧州財政問題への懸念から売りが優勢となる場面もあった。
ただ、下値の堅さを確認すると、大型株を中心に買いが優勢となり、ダウ平均は引けにかけて上げ幅を広げた。
金先物相場が過去最高値を付けたことなどを 背景に素材株の上げが目立った。
業種別S&P500種株価指数では全10種が上昇。
「素材」が2.5%上昇。「通信サービス」、「金融」も約2%上げた。
半面、アナリストが目標株価を引き下げたと伝わった
インターネット小売り大手のアマゾン・ドット・コムなどハイテク株には売りが目立ち、
ナスダック指数は終日軟調に推移した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約16億5000万株(速報値)、
ナスダック市場(同)は約25億8000万株だった。
5月の世界の既存店売上高が前年同月比4.8%増えたマクドナルドが2%高。
2012年の年間の1株利益見通しを据え置いた建設機械大手キャタピラーが1%上昇。
金鉱山大手ニューモント・マイニングは2%高。
ダウ平均構成銘柄では化学大手デュポンが4%上昇、銀行大手バンク・オブ・アメリカが3%上げた。
一方、アマゾンは2%超下落し、ヤフーは1%安。
決算と同時に示した利益見通しが慎重と受け止められた婦人服専門店タルボットが 10%近い急落。
アナリストが投資判断を引き下げた油田掘削大手のトランスオーシャンとダイヤモンド・オフショア・ドリリングは
ともに下落した。
英BPは 5%超の大幅安。
メキシコ湾の原油流出に関して来週に最高経営責任者(CEO)が米議会で証言すると伝わった。
(日経新聞マネー 6/9 6:32)