112.61 (1.11%)米国株、大幅続落 ダウ112ドル安、エネルギー株安や中国の景気懸念で
1日の米株式相場は大幅に続落した。
ダウ工業株30種平均は3連休前の5月28日と比べ112ドル61セント(1.1%)安の1万 0024ドル02セント、
ナスダック総合株価指数は同34.71ポイント(1.5%)安の2222.33で終えた。
メキシコ湾の原油流出事故の処理の長期 化で事業環境が厳しくなるとの見方から、
エネルギー関連株への売りが膨らみ相場を押し下げた。
4月に発生した英BPによる石油流出事故で、流出阻止のメドが依然立っていない。
再発防止のための規制強化などが収益を押し下げるとの見方から、
BPの米預託証券(ADR)に加え、ハリバートン など米油田サービス大手への売りが膨らんだ。
引け前に「米政府が事故に関して刑事上の捜査を始めた」と伝わると、エネルギー株が一段安となり、
相場全体の 下げ幅が広がった。
中国で5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から低下した。
中国の景気が減速し、米企業の収益に悪影響が出 るとの思惑も相場の重荷となった。
午後に対ドルでユーロの売りが優勢となり、
欧州の財政や金融市場を巡る先行き不透明感が改めて意識されたことが売りを促 したとの指摘もあった。
ただ、米経済指標を受けて、米景気の回復は続いているとの見方から買いが優勢となる場面もあった。
5月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数と4月の建設支出がともに市場予想を上回った。
業種別S&P500種株価指数は全10種が下落。
「エネルギー」が4%超下げ、「素材」が3%下落した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億3000万株(速報値)、
ナスダック市場(同)は約20億4000万株だった。
BPの米預託証券(ADR)は15%と急落。
米油田サービス大手ハリバートンやトランスオーシャンは10%超下げた。
英保険大手プルーデンシャルによるア ジア部門の買収金額の引き下げに応じないとの考えを示した
保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は3%下落。
人員削減計画などを発表したパソコン大手ヒューレット・パッカード(HP)は1%近く下げた。
ダウ平均構成銘柄では非鉄大手アルコアが4%弱下げた。
一方、多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の販売台数が200万台を突破したと発表したアップルは
1%超上昇した。
(日経新聞マネー 6/2 6:30)