米株下げ渋りで上げ幅縮小
25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに小反発し、
前日比05銭円高・ドル安の1ドル=90円15~25銭で取引を 終えた。
欧州の金融システム不安などを背景に円は高く始まったが、
米株相場が下げ渋るにつれ円売り・ドル買いが優勢となり、円は上げ幅を縮めた。
スペインの金融機関の経営問題などを背景に、欧州金融システムの混乱が広がるとの懸念が足元で強まっている。
海外市場では欧州懸念から円買い・ユーロ売り が優勢となった。
朝鮮半島情勢の緊迫もあり、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円は高金利通貨に対して上昇。
対ドルでの円買いも誘い、円は89 円台後半と高く始まった。
ニューヨーク市場では円が対主要通貨で売り優勢となる場面が目立った。
朝方に大幅安となった米株式相場が午後に かけて急速に下げ幅を縮め、
円に対して売られたユーロや高金利通貨が買い戻された。
米長期金利も上昇したため、日米の金利差拡大の思惑から円売り・ドル買いも出た。
円の高値は89円39銭、安値は90円25銭だった。
円は対ユーロで続伸した。前日比25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=111 円30~40銭で取引を終えた。
欧州の金融システム不安を背景に、欧州市場で円は108円83銭まで上昇し、
2001年11月以来約8年半ぶりの高値を付 けた。
ニューヨーク市場では米株相場の下げ渋りを受けて円は上げ幅を縮小した。
ユーロはドルに対して続落した。前日終値の1ユー ロ=1.23ドル台後半から1.23ドル台半ばに下落した。
欧州の金融システム懸念などから海外市場でユーロ売りが膨らんだが、
ニューヨーク市場ではユー ロの買い戻しが優勢だった。
ユーロの安値は1.2183ドル、高値は1.2353ドルだった。
(日経新聞マネー 5/26 6:44)