ドルへの需要高まる
24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、
前週末比25銭円安・ドル高の1ドル=90円20~30銭で取引を終えた。
ロンドン銀行間 取引金利(LIBOR)でドル金利が上昇していることを受け、
ドル需要が高まっていることが円売り・ドル買いにつながったとの見方が聞かれた。
4月の米中古住宅販売件数が市場予想以上に増加したことが、ややドル買いを誘う場面もあった。
ただ円を取引するうえで特に注目される材料が無かったうえ、週初で薄商いだったといい、方向感に乏しかった。
北京で25日まで開かれている米中戦略・経済対話では、米国が人民元の切り上げなど、
為替相場について強い態度を示さないとの見方が広がっていることもあり、
ニューヨーク市場では円相場の反応は限られた。この日の円の安値は90円63銭、円の高値は90円11銭だった。
円は対ユーロで反発し、前週末比1円45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=111円55~65銭で取引を終えた。
週末22日にスペイン中銀が経営難の地方銀行 カハスールを管理下に置いたと発表。
欧州の信用リスクが高まることへの警戒感から、ユーロに売りが出た。
ただ欧州市場の時間帯に円買い・ユーロ売りが入っ た後、ニューヨーク市場では方向感なくもみ合った。
ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反落。前週末夕の1ユーロ=1.25ドル台後半から1.23ドル台後半に下落した。
スペイン中銀が地銀を管理下に置いたことを受けて、対円同様、
対ドルでも欧州市場の時間帯にユーロ売りが優勢となった。
ただ前週同様にユーロが下げた場面で買い戻しが入る可能性が意識され、
ニューヨーク市場でのユーロ売りは限られた。ユーロの安値は1.2345ドル。高値は 1.2417ドルだった。
(日経新聞マネー 5/25 6:32)