114.88 (1.08%) 米国株反落、ダウ114ドル安 独の空売り規制報道受け、7日以来の安値
18日の米株式相場は大幅に反落した。
ダウ工業株30種平均は前日比114ドル88セント安の1万0510ドル95セント、
ハイテク株 の比率が高いナスダック総合株価指数は36.97ポイント安の2317.26で終えた。
ドイツ政府が同国の一部金融株やユーロ圏の国債などに空売り規制を 導入すると報じられた。
各国政府が金融市場の規制強化に動けば投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が広がり、
株式市場でも売りが優勢になった。
ギリシャなど一部欧州諸国の信用不安拡大の一因とされる空売りについて、
ドイツ政府が同日深夜から禁止すると伝わった。
規制強化は投資家のリスク回避につ ながるとの見方が出たほか、
市場の需給に直接介入しなければならないほど事態が厳しいと受け止められ、市場の不安心理が強まった。
ダウ平均とナスダック指 数は7日以来の安値で終え、ダウ平均の下げ幅は一時140ドルを上回った。
業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落。
「金融」や「消費循環」、「情報技術(IT)」の下げが目立った。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約15億3000万株(速報値)、
ナスダック市場は約23億7000万株(同)。
四半期決算で1株利益が市場予想を上回ったものの、
業績見通しが慎重と受け止められたホームセンター大手、ホーム・デポが売られた。
決算で売上高は予想以 上だったが、
粗利益率が低下したカジュアル衣料大手アバークロンビー・アンド・フィッチが大幅安だった。
カード規制強化の思惑が引き続き重荷となり、アメ リカン・エキスプレスが安い。
LBO(借り入れで資金量を増やした買収)の交渉打ち切りが発表になった
金融データサービス大手のフィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシズが軟調だった。
ダウ平均の構成銘柄では航空機大手のボーイングや半導体大手インテルの下げが目立った。
一方、四半期決算で1株利益が予想を上回ったディスカウントストア大手ウォルマート・ストアーズが買われ、
ダウ平均の構成銘柄で唯一上昇した。
(日経新聞マネー5/19 6:35)