米長期金利低下や株安で


18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、

前日比35銭円高・ドル安の1ドル=92円20~30銭で取引を終えた。

米株式相場の大幅安を背景に米長期金利が低下すると、

日米金利差が縮小するとの見方から、円買い・ドル売りが優勢となった。

 

午後に、ドイ ツ政府が一部株式やユーロ圏の国債などに空売り規制を導入すると伝わった。

規制強化により、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの思惑が強まり、米株式 相場が下げ幅を広げた。

低金利の円は比較的金利の高いユーロに対し大幅に上昇し、対ドルでも買われた。

円は一時92円10銭まで上昇した。

 

朝方発表の4月の米住宅着工件数は前月から増加し、市場予想を上回った。

ただ米政府による減税策の効果で、ある程度の増加は織り込まれていたため、

相場を動かす材料にはならなかったという。この円の下値は92円93銭。

 

円は対ユーロで大幅に反発し、前日比2円20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円50~60銭で取引を終えた。

ドイツが空売りなどの規制強化に動くとの 報道を受け、円買い・ユーロ売りが優勢となった。

欧州経済研究センター(ZEW)が発表した5月のドイツの景気予測指数は市場予想を下回ったが、

反応は限 られた。

 

ユーロは対ドルで大幅に反落。

前日終値の1ユーロ=1.24ドルちょうど近辺から1.22ドルちょうど近辺に下げた。

一時 1.2161ドルと、2006年4月以来4年1カ月ぶりの安値を付けた。

ドイツが規制強化に動くとの見方から、ユーロ売り・ドル買いが優勢だった。

欧州の 財政問題の先行き不透明感も、引き続きユーロ売りを誘った。この日の高値は1.2437ドル。

                                        (日経新聞マネー 5/19 6:32)