ユーロ安が沈静化するか否か、米国企業への影響がテーマ

5月15日(土)10時32分配信 フィスコ


欧州信用不安の影響が拡大するかどうかが最大の関心事項となる。
5/18にはEU経済・財務相理事会がベルギーのブリュッセルで開催される予定となってお り、
最大7500億ユーロの支援策の詳細、追加対策に注目が集まるだろう。
欧州中銀がユーロ圏諸国の公社債買取りを開始したことで、一時的に流動性の懸念 は緩和。
しかしながら、国債の買取りは実質的に通貨発行と同義であり、ユーロ安が加速している。
ドル高ユーロ安の進行によって、
米国企業の輸出や海外部門 の利益が目減りすることが投資家の懸念材料となっており、
株式相場の売り圧力につながっている。欧州信用不安やユーロ安が沈静化するかどうかと、
米国企業 への影響が週を通じてのテーマとなるだろう。

個別企業では、ホームセンターのロウズ(17日)やホームデポ(18日)、
ディスカウントストアのウォルマート(18日)やターゲット(19日)など小売各社の決算発表が控えている。
先週、メイシーズが予想を上回る決算を発表する一方でコールズの決算は冴えず、
米国内の個人消費の動向に警戒感が広がりつつある。
その他、ハイテクでは、先日携帯端末パームの買収を発表したPCメーカーのヒューレット・パッカード(18日)や
デル(20日)、半導体製造装置のア プライド・マテリアルズ(19日)の決算発表も予定されている。
デルは携帯端末の開発が噂されており、アップルのiPhoneやiPadの二匹目のドジョ ウを狙った
携帯端末分野の競争が過熱しそうだ。
メキシコ湾岸の原油流出事故も収束の目処がたっておらず、
BPやトランスオーシャン、ハリバートンなど関連 企業の株価には売り圧力が続きそうだ。

経済指標では5月住宅市場指数(17日)や5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(20日)
の発表が予想されている。
また4月景気先行指数(20日)も相場の先行きを予想する上で注目する投資家が多い。
                                             (株式会社フィスコプレイス)