米株安でリスク回避の買い


13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、

前日比50銭円高・ドル安の1ドル=92円70~80銭で取引を終えた。

米株安で投資家が運用リスクをひとまず回避するとの見方から、

金利の高い主要通貨に対して低金利の円が買われ、対ドルでも円買いが優勢だった。

円は一時92 円59銭まで上昇した。

 

株安で米長期金利が低下して終えたため、

金利面で投資妙味がやや薄れたドルを売って円を買う動きが入りやすかった。

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系不動産開発会社ナキールの債務支払いで

トラブルが発生したとのうわさが東京市場の夕刻伝わったが、

ナキールが債務の過半の返済について債権者の承認を得たと報じられたため、

ニューヨーク市場での影響は限られた。同市場の円の安値は92円97銭。

 

円は対ユーロで大幅に反発し、

前日比1円40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=116円20~30銭で取引を終えた。

米株安で運用リスクを回避する動きが広がり、ユーロを売って低金利の円を買う動きが優勢になった。

 

ギリシャなど欧州諸国の財政再建への不安が根強いことも、ユーロ売りにつながった。

前日のスペインに続き、同日はポルトガル政府の財政再建計画が伝わった。

赤字削減へ増税などに動くと景気が冷える可能性が意識されたことも、ユーロにはマイナスだった。

 

ユーロは対ドルで3日続落し、

前日終値の1ユーロ=1.26ドル台前半から1.25ドル台前半に水準を切り下げた。

欧州の財政不安が引き続きユーロ売りにつながった。

ユーロは一時1.2517ドルまで下落し、6日に付けた1年2カ月ぶりの安値(1.2510ドル)に迫った。

一方、この日のニューヨーク市場 のユーロの高値は1.2605ドル。

                                 (日経新聞マネー 5/14 6:29)