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米国株、ダウ36ドル安 欧州財政不安で、ナスダックは小幅高


11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小反落し、

前日比36ドル88セント安の1万0748ドル26セントで終えた。

欧州の財政問題が長期 化するとの懸念から売り優勢で終えた。

ただ値ごろ感などの買いがハイテク株や消費関連株に入り、下値は限られた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株 価指数は小幅に続伸し、同0.64ポイント高の2375.31で終えた。

 

欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)は緊急融資制度の創設 で合意し、前日の米株相場は急伸した。

ただ欧州各国の財政再建の困難さが改めて意識された。

投資家が運用リスクを避けたとみられ、米株の上値は重かった。

原油相場の下落が素材株にマイナスとなったほか、

欧州の財政問題が世界景気に与える悪影響なども意識され、

非鉄大手のアルコアなど景気敏感株への売りが目 立った。

 

ただ米株は上げに転じる場面もあった。前日に大きく上げたことで、過度の下値不安が後退したという。

 

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約13億6千万株(速報)。

ナスダック市場は約24億2千万株(同)。業種別S&P500種株価指数(全10業種)では、

「素材」と「エネルギー」など8業種が下落した。

 

個別では、投資家向け説明会で今後数年間について楽観的な業績見通しを発表した

半導体大手インテルが下落。

アナリストが投資判断を引き下げた百貨店大手 JCペニーも安い。

組織再編を発表したフィンランドの携帯電話大手ノキアも売られた。

前日夕発表の決算が赤字に転じた米金融保証会社(モノライン)の MBIAも大幅安となった。

 

一方、11日の東京市場の大引け後に発表した2010年3月期決算が黒字だった

トヨタの米預託証券(ADR)が上昇。

アナリストが投資判断を引き上げたスイスの金融大手UBSは小幅高で終えた。

引け後に決算発表予定の映画・娯楽大手ウォルト・ディズニーも高い。

                                            (日経新聞マネー 5/12 6:47)