404.71 (3.90%) 米国株、急反発 ダウ404ドル高 欧州不安の一服で買い戻し膨らむ
10日の米株式相場は5営業日ぶりに急反発した。
ダウ工業株30種平均は前週末に比べ404ドル71セント高の1万0785ドル14セント で終えた。
欧州連合(EU)や欧州中央銀行(ECB)などが欧州の信用不安への対応策を発表し、
市場の不安が一服するとの期待が広がった。
前週末までの下 げ幅が大きかったことから、景気敏感株を中心に買い戻しも入った。
ダウ平均の上げ幅は2009年3月23日以来、ほぼ1年2カ月ぶりの大きさだった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数は109.03ポイント高の2374.67で終えた。
上げ幅は08年10月28日以来、約1年7カ月ぶりの大きさ。
EUと国際通貨基金(IMF)は10日、
ユーロ導入国が財政危機に陥った場合に発動する最大7500億ユーロの緊急融資制度の創設で合意した。
ECBは市 場の動揺をおさめるために、債券市場への介入などを発表した。
欧州の金融システムがひとまず落ち着くとの期待感が広がり、
欧米銀行の株式や米預託証券 (ADR)が急上昇した。
信用不安が欧州や世界の景気に与える悪影響への過度の警戒感も後退し、
景気敏感株を中心に買い戻しが膨らんだ。
建機大手キャタピラーが7%超上昇し、ダウ平均採用銘柄で上昇率首位。
ゼネラル・エレクトリック(GE)も7%近く上げ、ダウ平均を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種が上昇した。
「一般産業」や「金融」、「消費循環」が5%超上昇した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約18億6000万株(速報値)、
ナスダック市場は約27億3000万株(同)だった。
アナリストが投資判断を引き上げた航空機大手ボーイングが6%超の大幅高。
4月の世界の既存店売上高が4.9%増えたマクドナルドも買われた。
米銀大手バンク・オブ・アメリカは7%近く上昇した。ダウ採用全30銘柄が上昇した。
一方、10日付で住宅ローン関連の債務担保証券(CDO)の販売に絡む訴訟や規制強化などが、
今後業績に重大な悪影響を及ぼす可能性がある
と米証券取引委員会(SEC)に届け出た金融大手ゴールドマン・サックスは小幅高にとどまった。
10年1~3月期の最終損益が黒字に転換した食肉大手のタイソン・フーズ は2%下落した。
(日経新聞マネー 5/11 6:26)