ユーロ圏緊急融資制度や米株急伸で



10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に続落し、

前週末比1円65銭円安・ドル高の1ドル=93円25~35銭で取 引を終えた。

ユーロ圏の信用不安対策が明らかになったことで米株式相場が急伸し、

投資家がリスクを取りやすくなるとの見方が強まった。

円は比較的金利が高 いユーロに対し大幅に下落し、対ドルでも売りが出た。

 

欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)が財政危機に陥ったユーロ導入国に発動できる緊急融資制度を

創設すると発表したことや、欧州中央銀行(ECB)が国債の購入を開始したことで、

ユーロ圏の財政問題に対する過度の懸念が和らいだ。

 

米株式市場ではダウ工業株30種平均が前日比400ドル超上昇し、投資家心理がやや改善。

円は対ユーロでの下げ幅が大きかったため、対ドル相場も下げ圧力がかかった。

円は一時93円51銭まで下落した。円の高値は92円88銭だった。

 

円は対ユーロで大幅に続落し、

前週末比2円35銭円安・ユーロ高の1ユーロ=119円25~35銭で取引を終えた。

 

ユーロは対ドルで小幅に続伸した。

前週末終値の1ユーロ=1.27ドル台半ばから1.27ドル台後半に水準を上げた。

EUなどによるユーロ導入国への緊急 融資制度の創設を受け、ユーロ高・ドル売りが優勢だった。

ただ朝方に1.2989ドルを付けた後は急速に伸び悩んだ。安値は1.2759ドル。

 

英ポンドが対ドルで上昇。

前週末終値の1ポンド=1.48ドルちょうど近辺から1.48ドル台後半に上げた。

前週末に下落した反動で買い戻しが優勢だっ た。

英中銀のイングランド銀行(BOE)は同日の金融政策委員会で

政策金利を現行の0.50%に据え置くことを決めたが反応は乏しかった。

                                        (日経新聞マネー 5/11 6:41)