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米国株、ギリシャ問題の不透明感後退で



29日の米株式相場は大幅に続伸し、

ダウ工業株30種平均は前日比122ドル05セント高の1万1167ドル32セントで終えた。

財政危 機に直面するギリシャの財政再建策を巡り、

欧州連合(EU)などと同国政府の協議が早ければ週内にも妥結する見通しとなった。

ギリシャを巡る不透明感がひ とまず後退し、

投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から買いが広がった。

 

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は同40.19ポイント高の2511.92で終えた。

 

前日に米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、

超低金利政策を当面続ける姿勢を改めて示したことも、買い安心感につながった。

四半期決算の内容が市場予想を上回った銘柄の一角に買いが入るなど、

企業業績の改善期待も相場を支えた。

 

朝方発表の週間の新規失業保険申請件数は44万8000件と、

前週から1万1000件減少した。労働市場の持ち直し傾向が買いを誘った面もある。

 

業種別S&P500種株価指数(全10業種)は全業種が上昇し、

「金融」や「一般産業」などの上げが目立った。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億1000万株(速報値)、

ナスダック市場は約28億7000万株(同)だった。

 

朝方発表の1~3月期決算が最終黒字となった通信機器大手のモトローラが大幅高。

前日夕発表の四半期決算が大幅増益となった中国のネット検索サービス大 手、

バイドゥ(百度)が急伸。ダウ平均の構成銘柄ではクレジットカード大手の

アメリカン・エキスプレス(アメックス)やゼネラル・エレクトリック(GE) の上げが目立った。

 

前日夕にパソコン大手のヒューレット・パッカード(HP)が買収すると発表した

スマートフォン(多機能携帯電話)大手のパームは26%高。

 

一方、パームの買収に伴う財務負担が嫌気されたHPは下落。

四半期決算で売上高の実績や利益の見通しが市場予想に届かなかった

日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が安い。

決算内容が市場予想を下回った石油大手エクソンモービルが下落。

 

一時収入が収益を押し上げたものの本業の不振が続いたイーストマン・コダックは急落した。

前日夕発表の決算が市場予想を上回ったクレジットカード大手ビザも下落した。

                                       (日経新聞マネー 4/30 6:38)