NY円、 リスク回避傾向和らぎ
29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続落し、
前日比05銭円安・ドル高の1ドル=94円ちょうど~10銭で取引を終えた。
米欧の株高などを受けて投資家が運用リスクを回避する傾向がやや緩和し、低金利の円が売られた。
ただ、94円台後半には円買い・ドル売りの注文が多く 入っているとの声があり、円の下値は堅かった。
欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)によるギリシャ支援策が早期に妥結する見通しと報じられ、
過度の欧州信用不安がひとまず和らいだ。
ユーロが対ドルなどで買い戻され、米欧株式相場も上昇した。
投資家がリスクを回避する場面で買われやすい円には売りが出た。
米連邦準備理事会(FRB)が前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表した声明文が
超低金利政策の長期化を示唆した。
米国が金融緩和を続ければ投資家がリスク資産への投資を続けやすいとの見方から、
円が売られた面もあった。
円は94円27銭まで下げた後は下げ渋った。このところの取引レンジの下限に近づくと、
買い戻しが入ったという。この日の円の高値は93円96銭だった。
円は対ユーロで小幅に続落。前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=124円40~50銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで小幅続伸。前日と同じ1ユーロ=1.32ドル台前半で水準を切り上げた。
ギリシャ支援策がまとまることへの期待感などから、ユーロに買い 戻しが入った。
ただギリシャの中長期的な財政再建の難しさや他の南欧諸国の財政問題などを背景に、
積極的なユーロ買いも限られた。ユーロの高値は 1.3272ドル。安値は1.3208ドルだった。
(日経新聞マネー 4/30 6:47)