NY円、ギリシャ格下げで対ユーロ1カ月ぶり高値
27日のニューヨーク外国為替市場で円相場は上昇した。
前日比70銭円高・ドル安の1ドル=93円20~30銭で取引を終えた。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による
ギリシャ、ポルトガルの長期債務格付けの引き下げを受け、
投資家が運用リスクを取りにくくな るとの見方から低金利の円に逃避的な買いが入った。
S&Pはギリシャの格付けを投機的等級とされる「ダブルBプラス」に3段階引き下げ、
同国財政への厳しい見方が市場で一段と強まった。
S&Pはポルトガルの格付けも「シングルAマイナス」に2段階引き下げ、
欧州の財政問題の地域的広がりも意識された。
投資家がリスクを取った運用をしにくくなるとの見方から、
円はユーロのほかオーストラリアドルなど高金利通貨に対しても上昇。対ドルでも円買いが優勢となった。
4月の米消費者信頼感指数は前月から大幅に上昇し市場予想も上回った。
米景気回復への期待から円売り・ドル買いが優勢になる場面もあった。
円の高値は92円81銭、安値は93円87銭だった。
円は対ユーロで大幅に上昇した。
前日比2円95銭円高・ユーロ安の1ユーロ=122円75~85銭で取引を終えた。
ギリシャやポルトガルの格下げを受けて 欧州の財政懸念が強まり、
円買い・ユーロ売りが優勢となった。
円は一時122円57銭まで上昇し、3月25日以来約1カ月ぶりの高値水準を付けた。
ユーロはドルに対して大幅下落した。
前日終値の1ユーロ=1.33ドル台後半から1.31ドル台後半に下落した。
欧州の財政懸念を背景にユーロ売り・ドル 買いが優勢だった。
ユーロは一時1.3166ドルまで下落し、2009年4月29日以来、約1年ぶりの安値を付けた。
高値は1.3342ドルだった。
(日経新聞マネー 4/28 6:41)