NY円、続落 米金利上昇などで


23日のニューヨーク外国為替市場で、円相場は続落した。

前日比45銭円安・ドル高の1ドル=93円90銭~94円ちょうどで取引を終 えた。

米金利上昇やギリシャの資金繰り懸念の後退を受けて、円売り・ドル買いが優勢となった。

円は94円34銭まで下落し、6日以来約2週間ぶりの安値を 付けた。

 

米CNBCテレビが早朝に、米連邦準備理事会(FRB)内で、

FRBが保有する住宅ローン担保証券(MBS)の売却に前向きな声があると報じた。

3月の米耐久財受注額で民間設備投資の先行指標とされる「国防・航空機を除く資本財」の受注が増加し、

3月の米新築住宅販売件数は大幅に増えた。

米景気回復を背景に、危機対応の金融緩和を平時に戻す出口戦略の実現が近づいているとの見方を誘った。

米国の中長期金利が上昇し、日米の金利差拡 大の思惑から円売り・ドル買いが出た。

 

ギリシャが欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)などに資金支援を要請し、

EUやIMFは迅速に対応する姿勢を示したと伝わった。

足元で強まっていたギリシャの資金繰り懸念がやや和らぎ、

円売り・ユーロ買いが膨らんだことも対ドルでの円売りを促した。

 

米国のワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明が

午後に発表された。金融規制の強化などに言及したが、

内容は新味に乏しいとして相場の反応はひとまず限られた。円の高値は93円78銭だった。

 

円は対ユーロで3日ぶりに大幅に反落した。

前日比1円45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=125円70~80銭で取引を終えた。

独Ifo経済研究所が発表し た4月の企業景況感指数が前月比で市場予想以上に上昇した。

ギリシャの財政懸念の後退と併せて、ユーロ圏の景気回復の見方も円売り・ユーロ買いにつながった。

 

ユーロはドルに対して7日ぶりに反発した。

前日終値の1ユーロ=1.33ドルちょうど近辺から1.33ドル台後半に上昇した。

ギリ シャの資金繰り不安の後退やIfo景況感指数の改善を手掛かりに、ユーロ買いが優勢となった。

ギリシャの財政懸念などから東京市場でユーロは1.3202 ドルと2009年4月30日以来の水準まで下落しており、

買い戻しが入りやすかった面もある。

ニューヨーク市場でのユーロの高値は1.3400ドル、安値 は1.3269ドルだった。

                                       (日経新聞マネー 4/24 8:50)