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米国株、ダウ続伸し7ドル高 アップル急伸も医薬品株が重荷


21日の米株式相場は小幅に上昇した。

ダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前日比7ドル86セント高の1万1124ドル92セント。

ハイテク 株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸で、同4.30ポイント高の2504.61で終えた。

アップルやモルガン・スタンレーなど好決算を発表した銘 柄を中心に、

ハイテク株や景気敏感株が買われた。

半面、米医療保険改革法の成立で収益が悪化するとの見方から医薬品株が売り込まれ、

相場の重荷になった。

 

米経済指標の発表が乏しいなか、決算を手掛かりとした個別銘柄物色が盛んだった。

前日夕に大幅増益決算を発表したアップルは、アナリストの目標株価引き上 げもあり6%高。

他のハイテク株にも買いが波及した。

朝方の決算で一株利益の水準が市場予想を上回った金融のモルガン、航空機のボーイング、

機械関連のユ ナイテッド・テクノロジーズも大幅高となった。

 

半面、医薬品のメルクが3%以上下げ、ダウ平均構成銘柄で下落率首位になった。

同業のアボット・ラボラトリーズなどが収益見通しを引き下げたのに連れ安した。

先月成立した米医療保険改革法では医薬品メーカーが低所得者向け医療保険(メディケ イド)

の加入者に多額の払い戻しをする必要があり、業界全体の収益不安につながった。

 米原油在庫の増加を背景に原油先物相場が下げ、

エネルギー関連株が軟調だったことも相場の上値を抑えた。

主な株価指数が直近の高値圏に近づいており、利益確定売りも出やすかったという。

 

国際通貨基金(IMF)が新たな銀行課税を主要20カ国に提案したと米欧メディアが報じたことや、

ゴールドマン・サックスへの訴追問題、ギリシャ財政を巡る不透明感も買い手控え要因になった。

機関投資家が運用の目安にするS&P500種株価指数は3営業日ぶりに反落した。

 

業種別S&P500種株価指数では「一般産業」「消費循環」など5業種が上げ、

「ヘルスケア」「通信サービス」など5業種が下げた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約12億1000万株(速報値)、

ナスダック市場は約25億7000万株(同)。

 

決算が増収増益だったたばこ・食品大手のアルトリア・グループ、

1株利益が市場予想を超えた防衛大手のロッキード・マーチンが買われた。

収益が改善したキーコープなど地銀の一角も高い。

カード大手のビザが買収を発表した電子決済関連サービスのサイバーソースが急伸した。

 

半面、減益決算だった大手銀のウェルズ・ファーゴが下落。

売上高が市場予想を下回ったAT&Tやヤフーが安い。

アメリカン航空の持ち株会社であるAMRは赤字拡大を受けて急落し、

デルタ航空など他の航空株も下げた。

                                         (日経新聞マネー 4/22 6:39)