125.91 (1.13%) 米国株、7日ぶり反落 ダウ125ドル安 ゴールドマン訴追で規制強化の観測
16日の米株式相場は7営業日ぶりに反落した。
ダウ工業株30種平均の終値は前日比125ドル91セント安の1万1018ドル 66セントで、
下げ幅は2月4日以来約2カ月半ぶりの大きさだった。
米証券取引委員会(SEC)が米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)を証券詐欺罪で訴追したことを受け、
米政府が金融取引の規制を強化するとの見方から金融株を中心に売りが広がった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同34.43ポイント安い2481.26で終えた。
SECがGSを訴追したのは、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)を裏付けとした
有価証券の販売に絡み、GSが投資家に重要情報を開示しなかったと判断したため。
市場では米当局による金融機関への規制強化に加え、
他の金融機関にも訴追が波及するとの思惑が浮上した。
GSが約13%下げたほか、モルガン・スタンレーやシティグループ、
JPモルガン・チェースなど金融株が軒並み売られた。
ただ、前日までにダウ平均が6日続伸し、約1年7カ月ぶりの高値を更新した後とあって、
GSの訴追をきっかけに利益確定目的の売りが出たとの指摘もあった。
この日発表の3月の米住宅着工件数は3カ月連続で増加し市場予想を上回った。
4月の消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)は前月から低下し市場予想も下回った。
GS関連の報道に隠れて相場への影響は限られたという。
業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落した。
「金融」が大幅に下げ、「素材」「一般産業」などの下げも目立った。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約17億5000万株(速報値)、
ナスダック市場は約28億株(同)。
バンカメは5%安とダウ平均の構成銘柄で下落率首位。
朝方発表の決算は市場予想を上回ったが、最近の上昇の反動とGS訴追を背景に売られた。
9四半期連続 の減益決算を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)は3%近く下げた。
前日夕に市場予想を上回る決算を発表したネット検索最大手グーグルは、
好決算後 の材料出尽くし感から7%超下げた。
一方、米飲料大手のコカ・コーラが上昇した。
四半期決算が黒字に転じた米玩具最大手マテルは小じっかりで過去1年(52週)の高値を更新した。
(日経新聞マネー 4/17 7:12)