株高受けリスク資産投資増の思惑


14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小反落し、

前日比05銭円安・ドル高の1ドル=93円20~30銭で取引を終えた。

企業の好決算や3月の米小売売上高の増加で米株式相場が大幅高となったため、

投資家がリスク資産への投資を増やすとの見方が広がった。

低金利の円はドルを含め主要通貨に対し売られやすかった。

 

円は一時93円73銭まで下落した。

一方、朝方発表された3月の米消費者物価指数(CPI)が落ち 着いた数字だった。

米国の超低金利が当面続くとの見方が改めて広がってドル売りが優勢になり、

円は92円82銭まで上昇する場面があった。

バーナンキ米連 邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で、

超低金利政策の長期化を示唆したと伝わったことも、円買い・ドル売りを誘った。

 

午後にFRBが発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、

セントルイス連銀を除くすべての連銀が経済活動がやや強まったと見ていることが明かになった。

ただ労働市場などに関しては弱い見方が目立つなど、新味に欠けたといい、相場の反応は限られた。

 

円は対ユーロで5日続落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=127円20~30銭で取引を終えた。

米小売売上高の増加や株高を手掛かりに、

参加者がリスク資産であるユーロなど高金利通貨への投資を増やしたため、ユーロ買いが優勢だった。

 

ユーロは対ドルで5日続伸し、前日夕の1ユーロ=1.36ドル台前半から1.36ドル台半ばに上昇した。

米国の超低金利政策が続くとの見方が広がったこと に加え、

株高などを受けて投資家がリスクを取りやすくなるとして、対ドルでユーロは買われた。

ドル建てで取引され、

ドルと逆方向の動きをしやすい原油先物相場の上昇にユーロがつれたとの見方もあった。

ユーロの高値は1.3679ドル。安値は1.3595ドルだった。

                                         (日経新聞マネー 4/15 6:51)