NY円、小反発 1ドル=93円15~25銭で終了 ギリシャ入札は影響薄


13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反発し、

前日比05銭円高・ドル安の1ドル=93円15~25銭で取引を終えた。

米経済指標の悪化を受けて円買い・ドル売りが先行した。

ただバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など金融当局者の発言機会が

週末にかけて相次ぐことから、次第に様子見気分が強まり円は伸び悩んだ。

 

米商務省が朝方発表した2月の貿易赤字が市場予想以上に増加したほか、

小企業の景況感指標が前月から悪化。債券市場で長期金利が低下し、

日米金利差が縮小するとの見方から円買い・ドル売りが入った。円は一時92円63銭まで買われた。

 

円はその後、上値の重い展開となった。

FRBが4月末に予定する米連邦公開市場委員会(FOMC)で声明文の表現を変更し、

超金融緩和の修正に向けた地ならしをするという根拠の乏しいうわさが市場の一部で出た。

バーナンキ議長が14日午前の議会証言で同じ方向の発言をするとの観測も出て、

米中短期債利回り が前日比で上昇に転じた。これにつれて円売り・ドル買いが出た。

 

前日の米中首脳会談で中国の胡錦濤国家主席が「自主的な判断」で

人民元改革を進めると述べたことについては、特に新味がないとして市場では売買材料にならなかった。

ニューヨーク市場での円の安値は昼前の93円35銭。

 

円は対ユーロで小幅ながら4日続落。

前日比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=126円80~90銭で取引を終えた。

 

注目されたギリシャの短期国債入札は、期間6カ月と1年で合計15億6000万ユーロ(約2000億円)を発行。

当初予定額の7倍に当たる約85億ユーロ の応札を集めた。

需要の堅調さはユーロ相場を下支えしたとの見方があった半面、

落札利回りが短期国債にしては高かったためギリシャの資金調達能力への懸念も出て、

市場の評価は分かれた。

 

結果が発表されたロンドン市場でユーロは対円や対ユーロで売り買いが交錯し、

ニューヨーク市場ではさほど材料視されなかった。

 

ユーロは対ドルで小幅に4日続伸。

前日終値の1ユーロ=1.35ドル台後半から1.36ドル台前半に上昇した。

                                             (日経新聞マネー 4/14 6:51)

米経済指標の悪化を背景としたユーロ買い・ ドル売りが先行した。

その後は米金利上昇を受けてユーロは下げに転じるなど、方向感に欠ける動きだった。

この日の高値は1.3628ドル、安値は 1.3545ドル。