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米国株続伸、ダウ70ドル高 一時1万1000ドル台 石油株高い


9日の米株式相場は続伸した。

ダウ工業株30種平均は前日比70ドル28セント高の1万0997ドル35セントと、

08年9月26日以来の 高値で終えた。

米景気や企業業績の回復への期待が買いを誘った。

欧州連合(EU)などによる支援の思惑から、

ギリシャの財政問題への懸念がやや後退し買いが入りやすかった。

ダウ平均は一時1万1000ドル台に上昇した。

 

9日のダウ平均の高値は1万1000ドル98セント。

ダウ平均が取引時 間中に1万1000ドル台に乗せるのは、2008年9月29日以来ほぼ1年半ぶりとなる。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数も続伸し、

17.24 ポイント高い2454.05と08年6月19日以来の高値で終えた。

 

米石油大手シェブロンが前日夕に、10年1~3月期の利益が09年 10~12月期を上回ったようだと発表した。

業績回復を好感した買いで2%超上昇し、ダウ平均採用銘柄で上昇首位となった。

同業のエクソンモービルやコノ コフィリップスにも収益改善期待から買いが広がった。

 

アテネ総合指数が3%超上昇するなど、

ギリシャの財政不安に揺れていた欧州株式市場が落ち着いたことも好感された。

2月の卸売売上高が前月比で11カ月連続で増加したことも、

米国の景気回復が続いているとの期待につながった。

 

格付け会社フィッチ・レーティングスがギリシャの格下げを発表し、株式相場が伸び悩む場面があった。

ダウ平均が1万1000ドルに乗せた場面では利益確定売りが出て、終値では大台を維持できなかった。

 

業種別S&P500種指数では、全10業種が上昇した。

「エネルギー」が1%超上昇した。「通信サービス」や「消費循環」、「IT(情報技術)」の上げも 目立った。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億6000万株(速報値)、

ナスダック市場は約20億4000万株(同)。

 

前日夕に黒字決算を発表した金融保証会社(モノライン)のアムバック・フィナンシャル・グループが急伸した。

証券会社が推奨株のリストに加えたと伝わった百貨店大手のJCペニーも買われた。

ダウ平均採用銘柄では通信大手AT&Tや映画・娯楽大手のウォルト・ディズニーなどが買われた。

 

一方、JPモルガンのアナリストが投資判断を引き下げた非鉄大手アルコアが3%超下落し、

ダウ採用銘柄で下落率首位となった。

一部事業部門の売却を検討していると伝わった医療機器のボストン・サイエンティフィックが小幅に下げた。

(日経新聞マネー 4/10 8:18)