NY円、4日ぶり小反落 1ドル=93円35~45銭、米金利上昇で
8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに小反落した。
前日比05銭円安・ドル高の1ドル=93円35~45銭で取引を終えた。
ギリシャの財政懸念を背景に円は高く始まったが、米長期金利が上昇したため、
日米金利差拡大の思惑から次第に円売り・ドル買いが優勢となった。
ギリシャ支援を巡る不透明感から円買い・ユーロ売りが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、
円は対ドルでも上昇して始まった。
ただニューヨーク市場では米株高などを背景に米長期金利が上昇。
日米の金利差が拡大するとの見方から円売り・ドル買いが出た。
欧州中央銀行(ECB)が市場予想通り政策金利の据え置きを決めた理事会後の記者会見で、
トリシェ総裁が「ギリシャにデフォルト(債務不履行)の問題はない」などと述べたことをきっかけに、
ユーロが買い戻されたことも円安・ドル高につながった。
ガイトナー米財務長官が急きょ中国を訪れ、王岐山副首相と会談したことが明らかになった。
人民元切り上げの思惑から海外市場では円買い材料になったとの声があったが、
ニューヨーク市場で相場の反応は限られた。円の高値は92円90銭、安値は93円48銭。
円は対ユーロで4営業日ぶりに反落した。
前日比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=124円75~85銭で取引を終えた。
円は高く始まったが、トリシェ ECB総裁の発言を受けてユーロ買い戻しが優勢となった。
ギリシャが1~3月期の財政赤字が前年同期から縮小した
と発表したことも円売り・ユーロ買いを誘ったという。
ユーロはドルに対して5営業日ぶりに小反発した。
前日終値の1ユーロ=1.33ドル台前半から1.33ドル台半ばに上昇した。
トリシェ総裁の発言やギリシャの財政赤字縮小を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが優勢となった。
ただ、欧州市場ではギリシャの財政懸念からユーロ売りが優勢で、
ユーロは一時1.3282ドルと3月26日以来の安値を付けた。
ニューヨーク市場でのユーロの高値は1.3367ドル、安値は1.3293ドルだった。
英ポンドは対ドルで上昇した。前日終値の1ポンド=1.52ドル台半ばから1.52ドル台後半に上げた。
2月の英国の製造業関連指標が前月比で上昇し、
景 気改善への期待からポンド買いが優勢となった。
イングランド銀行(英中央銀行)は金融政策委員会で
政策金利の据え置きと量的緩和政策の維持を決めたが、
市場予想通りだったため相場の反応は目立たなかった。
(日経新聞マネー 4/9 6:39)