NY円、3日続落 1ドル=93円75~85銭 ISM改善、リスク取りやすく

1日のニューヨーク外国為替市場で、円相場は3日続落した。

前日比35銭円安・ドル高の1ドル=93円75~85銭で取引を終えた。

3月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が上昇したことなどを手掛かりに、

円売り・ドル買いが優勢となった。円は一時、94円 05銭と昨年8月末以来、約7カ月ぶりの安値を付けた。

 

ISM製造業指数は59.6と市場予想を上回り、2004年7月以来の水準となった。

米金利が上昇したこともあり、日米の金利差拡大を背景に対ドルで円が売られた。

1月8日に付けた今年の最安値(93円78銭)を下回ると売りが加速した。

 

あす2日に発表される3月の雇用統計では、

非農業部門の雇用者数が前月比で20万人前後増加するとの市場予想が出ている。

あすは聖金曜日で株式市場などが休場。

休暇を取る予定の参加者が雇用統計発表に先立って、ドルに買いを入れていたとの声もあった。

 

同日発表された3月のユーロ圏や英国、

中国の製造業の購買担当者景気指数(PMI)がそろって改善したこともあり、

世界各国の株式相場がほぼ全面高となった。

投資家がリスク資産投資を増やすとして、低金利の円は対ドルだけでなく対ユーロや英ポンド、

カナダドルなど幅広い通貨に対して売られた。この日の円の 高値は93円65銭だった。

 

円は対ユーロで大幅に続落し、

前日比1円20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=127円40~50銭で取引を終えた。

世界的な景気回復期待などからリスク資産投資を増やす動きが広がり、

低金利の円に売りが出た。一時は127円56銭と1月26日以来の安値を付けた。

 

ユーロは対ドルで続伸し、前日夕の1ユーロ=1.35ドル台前半から1.35ドル台後半に水準を切り上げた。

世界的な景気回復期待から、投資家が運用リス クを取りやすくなるとして、

比較的金利の高いユーロに買いが入った。

ドル建てで取引され、ドルと逆の動きになりやすい原油先物相場が上昇したことが、

ユー ロ買いを誘ったとの見方もあった。ユーロの高値は1.3592ドル。安値は1.3460ドルだった。

                                        (日経新聞マネー 4/2  7:12)