NY円、続落 1ドル=93円40~50銭、一時3カ月ぶり円安水準に


3月31日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、

前日比70銭円安・ドル高の1ドル=93円40~50銭で取引を終えた。

月末・四半期末とあって企業などの決済に絡んだ円売り・ドル買いが優勢だった。

日本の新年度入りに伴い、機関投資家の外貨建て運用が増えるとの思惑も円売りを誘った。

一時は93円64銭と、1月8日以来ほぼ3カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。

 

円相場は英国市場の値決め(フィキシング)に あたる米東部時間11時にかけ一段安となった。

決済に絡んで対ドルや対ユーロでの円売りが膨らんだ。

日本の原口一博総務相が郵便貯金や簡易生命保険の資金運用の見直しを主張したことを受け、

「米国債の運用を増やす」との思惑が出たことも円相場を押し下げた。

 

朝方は円が下げ幅を縮小する場面 があった。

米雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した

3月の全米雇用リポートで非農業部門(政府部門を除く)の雇用者数が市場予想に反して減少した。

米労働省が4月2日に発表する3月の雇用統計の大幅な改善期待がやや後退し、

円は一時92円85銭を付けた。

 

円は対ユーロで大幅に反落し、前日比1円80銭円安・ユーロ高の1ユーロ=126円20~30銭で終えた。

ユーロ圏16カ国の3月の消費者物価指数が市場予想以上に上昇し、

ユーロ買いを誘った。米ADP雇用リポートを受け対ドルでユーロ買いが優勢になったことに加え、

月末・四半期末決済に絡んだ円売り・ ユーロ買いも出た。

円は一時126円57銭と2月3日以来の円安・ユーロ高水準まで売られた。

 

ユーロは対ドルで反発し、

前日夕時点の1 ユーロ=1.34ドル台前半から1.35ドル台前半に水準を切り上げた。

欧米の経済指標を受けてユーロ買い・ドル売りが優勢になった。

月末・四半期末の欧 州勢のリパトリエーション(資金の本国送金)に絡んだ

ユーロ買い・ドル売りが入ったとの指摘もあった。

一時は1.3549ドルとほぼ1週間ぶりのユーロ 高・ドル安水準まで買われる場面があった。

この日のユーロの安値は1.3477ドルだった。

                                             (日経新聞マネー 4/1 6:30)