1月の台数、ベンツ40%増

 

独高級車メーカーの米国販売に復調の兆しが見えてきた。

ダイムラーは2010年1月まで4カ月連続で前年同月比プラスを記録。

BMW、アウディも 昨年11月以降、前年実績を上回っている。

米国の個人消費が徐々に回復に向かい、高級車需要も底を打ったとみられ、

メーカーの業績にも追い風となりそうだ。

 

ダイムラーの主力ブランド「メルセデス・ベンツ」の1月の米国販売台数は40%増の1万4700台。

これがけん引役となり同社の1月の 世界販売台数は24%増となった。

アウディの1月の米国販売も38%増と3カ月連続プラス。

ポルシェも昨年10月発売の新型高級スポーツ車「パナメーラ」 が好調で1月は8%増。

同社の米国販売も昨年8月以降、上向いている。

 

米調査会社CSMワールドワイドのジョセフ・バーカー・シニアマネジャーは

「経済危機で傷んだ米国の家計も緩やかだが回復しつつあり、高級車市場も回復が見込める」と話す。

高級車メーカーにとって米国は重要市場。(フランクフルト=下田英一郎) (NIKKEI NET 11:53)