111.32 (1.09%) 米国株、ダウ平均111ドル高 住宅指数の上昇で ナスダックは18ポイント高
2日の米株式相場は大幅続伸。
ダウ工業株30種平均は前日比111ドル32セント高の1万0296ドル85セントで終えた。
ナスダック総合株価指数は同18.86ポイント高の2190.06で終えた。
2009年12月の仮契約住宅販売指数の上昇を受けて住宅市場の先行き不透明感がやや後退し、
買いが優勢となった。
仮契約住宅販売指数は前月比で小幅に上昇した。
住宅建設大手DRホートンが発表した四半期決算は予想を上回った。
予想を下回る09年12月の住宅指標の発表が続き、
市場で広がっていた住宅市場の先行きへの懸念がやや後退した。
原油先物相場が上昇したことも、市場心理を下支えした。
ボルカー米経済再生諮問会議議長が上院で金融規制について証言。
大手金融機関の一部トレーディング業務などに関して規制強化が必要などと主張した。
内容は新味に乏しいとの見方から、相場の反応は限られた。
業種別S&P500種株価指数では全10種が上昇。「ヘルスケア」や「一般産業」の上げが目立った。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億8000万株(速報値)、
ナスダック市場(同)は約24億3000万株だった。
DRホートンは11%高と急伸。
四半期決算と同時に発表した10年12月期通期の利益見通しが予想を上回った貨物大手UPSが小幅高。
ゼネラル・エレク トリック(GE)が4%弱上げた。
1月の主要3ブランドの米新車販売台数が前年同月比24.1%増となったフォード・モーターは2%上昇。
アナリストが投 資判断を「買い」に引き上げた非鉄大手アルコアや
鉱業大手フリーポート・マクモラン・コッパー・アンド・ゴールドも高い。
一方、1月の米新車販売台数が前年同月比で15.8%減ったトヨタの米預託証券(ADR)は2%下げた。
決算と同時に発表した業績見通しが慎重と受け止められた化学大手ダウ・ケミカルが4%弱下落。
ダウ平均構成銘柄では化学大手デュポンとスリーエムが下げた。
(NIKKEI NET 07:24)