今週の見通し・NY株 方向性は決算次第



今週の米株式相場は主要企業の決算発表が本格化するのを受け、神経質な展開になりそうだ。

前週は先陣を切った非鉄大手アルコアの決算発表をきっかけに、

業績回復が一筋縄ではいかないとの見通しが広がった。

売上高が市場予想を上回った半面、1株利益が予想を下回ったためだ。

 

主要金融機関で最初の発表となったJPモルガン・チェースの決算でも、

1株利益は市場予想を上回ったが、住宅ローンやクレジットカードローンの貸し倒れが

収益をかなり圧迫していることが明らかになった。

 

JPモルガンは米金融界で金融危機の影響が比較的小さく済んだ優良行とみられている。

それだけにローンの貸し倒れに伴う費用が他の金融機関ではさらに深 刻になるとの懸念が広がった。

金融株が売られ、相場の下げを主導。

ダウ工業株30種平均は前週末の100ドル超の下げで、週初からの上げをほぼ帳消しにし た。

 

今週は主要金融機関の決算が目白押し。

IBMやゼネラル・エレクトリック(GE)など実体経済を把握する上で重要な企業決算も控えるだけに、

相場の方向性は決算次第といえよう。

(NIKKEI NET 17日 18:00)