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米国株、ダウ155ドル高 08年10月以来の高値 ナスダックは39ポイント高


3連休明け4日の米株式相場は大幅反発。

ダウ工業株30種平均は昨年12月31日に比べ155ドル91セント高の1万 0583ドル96セントと2

008年10月1日以来の高値で終えた。

ナスダック総合株価指数は同39.27ポイント高の2308.42と08年9月3日以 来の高値で終えた。

09年12月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が前月比で予想以上に上昇し、

米景気期待から幅広い銘柄に買いが優 勢となった。

 

米国内外で景気回復期待を誘う経済指標の発表が目立ち、原油先物相場が上昇。

エネルギーや素材株が買われ、相場を押し上げた。

航空機大手ボーイングや金 融大手モルガン・スタンレーなど主要銘柄に

アナリストの投資判断引き上げが相次ぎ、企業の業績期待が強まったことも支援材料。

 

3日にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長らが超低金利政策の長期化を改めて示唆したことが、

買い安心感につながったとの見方もあった。

 

S&P500種株価指数は17.89ポイント高の1132.99と08年10月1日以来の高値を付けた。

業種別S&P500種株価指数は全10種が上昇。

約2.8%上昇した「エネルギー」や「素材」の上げが目立った。

 

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億1000万株(速報値)、

ナスダック市場(同)は約18億7000万株だった。

 

ボーイングは約4%上昇。モルガン・スタンレーが4.4%高。

銀行大手バンク・オブ・アメリカが4%超上昇するなど、金融株が全般に堅調だった。

半導体 大手インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が上昇。

米国半導体工業会(SIA)が発表した09年11月の世界半導体売上高が

前年同月比で増加したことなどが買いを誘った。

 

一方、ダウ平均構成銘柄ではホームセンター大手ホーム・デポや、ウォルト・ディズニー、

保険大手トラベラーズの3社が下げた。(NIKKEI NET 07:33)