18.90 (0.18%) 米国株、ダウ反落で18ドル安 利益確定売り ナスダックは9ポイント高
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落。
前日比18ドル90セント安の1万0452ドル68セント で終えた。
前日に1年2カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定売りがやや優勢となった。
一方、ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同9.22ポイ ント高の2185.03で終えた。
世界的な景気回復期待などを背景とした買いが続いた。
原油先物相場が下落し、エクソンモービルなど石油株が売られた。
アナリストが損益見通しを下方修正したと伝わったJPモルガン・チェースやモルガン・ス タンレーなど
金融大手の一部も売られ、相場の重荷となった。
一方、金先物相場が中心限月の最高値を連日で更新したことを手掛かりに、
アルコアなど素材株が 買われたため相場の下げ幅は限られた。
民間雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した
11月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除 く)の
前月比の減少幅は予想より膨らんだ。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米連邦準備理事会(FRB)は
景気の総括判断を前回10月から上方修 正した。
ただ、いずれも市場の景気認識を変えるほどの内容ではなかったとして、相場の反応は限られた。
S&P500種株価指数は0.38ポイント高の1109.24で終えた。
業種別S&P500種株価指数では全10種のうち、「エネルギー」や「一般産業」など5種が下落。
一方、「公益」や「素材」などが上げた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億3000万株(速報値)、
ナスダック市場(同)は約20億2000万株だった。
JPモルガンは0.7%、モルガン・スタンレーは3%下げた。
11月の既存店売上高が市場予想を下回ったドラッグストアチェーン大手ウォルグリーンは3%下落。
2010年の世界の携帯電話業界の販売台数が前年比約10%増えるとの見通しを発表した
フィンランドの携帯電話機大手ノキアの米預託証券 (ADR)は小幅安。
半面、アルコアは6%超の急伸。
アナリストがそれぞれ投資判断を引き上げたアメリカン航空の親会社AMRは8%、
ユナイテッド航空の持ち株会社UALは12%上昇した。
マイクロン・テクノロジーが5%高になるなど、半導体株の一角が堅調だった。
(NIKKEI NET 07:23)
米国株、ダウ3日ぶり小反落 利益確定売り エネルギーや金融株安い
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落。
前日比18ドル90セント安の1万0452ドル68セント (速報値)で終えた。
前日に1年2カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定売りがやや優勢となった。
原油先物相場の下落を受けてエネルギー株が下落し たほか、
悪材料が出た大手金融株の下げも目立った。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、
同9.22ポイント高の2185.03(同)で終えた。(NIKKEI NET 06:21)