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米国株、続伸 ダウ126ドル高、1年2カ月ぶり高値 ドバイ不安後退で



1日の米株式相場は大幅に続伸。

ダウ工業株30種平均は前日比126ドル74セント高の1万0471ドル58セント と、

2008年10月2日以来1年2カ月ぶりの高値を更新した。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は31.21ポイント高の2175.81で 終えた。

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の信用不安に対する懸念がひとまず後退した

との見方が買い安心感を誘った。

 

金先物相場が最高値を更新するなど商品相場が堅調だったことで素材やエネルギー株が上昇し、

相場を押し上げた。

午前に発表された10月の仮契約住宅販売 指数が市場予想に反して上昇するなど、

経済指標が好調と受け止められたことも相場を支えた。

11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数指数は53.6と

前月から低下し市場予想を下回ったが、

個別の指数で「新規受注」が上昇したことが好感されたとの見方もあった。

 

S&P500種株価指数は13.23ポイント高の1108.86で終えた。

業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「公益」「通信サービス」をは じめ全業種が上昇した。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億3000万株(速報値)、

ナスダック市場は約20億8000万株(同)だっ た。

 

金先物相場の上昇を受け、金鉱大手のニューモント・マイニングが買われた。

シェブロンなど石油株も高い。

ダウ平均構成銘柄では製薬大手ファイザーやホームセンター大手ホーム・デポの上昇が目立った。

 

朝方発表の8~10月期決算が市場予想を上回ったオフィス用品小売り大手ステープルズが4%超上昇。

10~12月期の売上高見通しを上方修正した通信系 半導体大手のアルテラが高い。

前日夕に発表した決算が市場予想を上回った衣料大手ゲスが12%超上昇。

公的資金を一部返済したと発表した保険大手アメリカ ン・インターナショナル・グループ(AIG)が大幅高。

 

一方、11月の米新車販売台数がほぼ前年同月並みとなったフォード・モーターが小安い。

ダウ平均構成銘柄ではクレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)や

米銀大手JPモルガン・チェースなどが下落した。(NIKKEI NET 07:27)