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米国株続伸、ダウ17ドル高 失業率上昇もGEやトラベラーズ支え



6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続伸。

前日比17ドル46セント高の1万23ドル42セントで終え た。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸で、終値は7.12ポイント高い2112.44。

アナリストが投資判断を引き上げたゼネラル・エレ クトリック(GE)や保険大手トラベラーズが買われ、

相場を支えた。

 

10月の米雇用統計で失業率が10.2%と約26年ぶりの水準に上昇したことが嫌気され、

朝方は売りが優勢になり、ダウ平均は70ドル近く下げる場面が あった。

ただ雇用者数の減少幅が前月から縮小しており、雇用悪化のペースが緩やかになっている

との受け止めから売りは続かなかった。ダウ平均は週間では 310ドル高と、3週ぶりに上昇した。

 

S&P500種株価指数は2.67ポイント高の1069.30で終えた。

業種別S&P500種指数(全10業種)は「一般産業」や「消費循環」など7業 種が上昇。

「金融」など3業種が下落した。

売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約10億8000万株(速報値)、

ナスダック市場は約18億 8000万株(同)。

 

GEは6%高、トラベラーズは2%超上昇し、ダウ平均の上昇率ランキングの上位を占めた。

前日夕に大幅な増益決算を発表したコーヒーチェーン大手スター バックスが7%高。

金先物相場の最高値更新を受け、金鉱大手ニューモント・マイニングが買われ、

アナリストが投資判断を引き上げた住宅建設大手レナーが しっかり。

投資判断上げが伝わった百貨店大手メーシーズが6%高。

 

一方、四半期決算で主要部門の保険料収入が大きく減少した保険の

アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が10%近く下落。

ダウ構成銘柄で はウォルト・ディズニーやクレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)、

食品大手クラフト・フーズなどの下げが目立つ。(NIKKEI NET 07:26)