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米国株、反発 ダウ96ドル高、一時1万100ドル台も キャタピラー6%高



19日の米株式相場は反発。

ダウ工業株30種平均は前週末比96ドル28セント高の1万92ドル19セントと、

2008年10月3日以来の高値で終えた。

企業決算への根強い期待を背景に買いが優勢で、

20日に決算発表予定の建設機械大手のキャタピラーが6%高と なった。

 

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は19.52ポイント高の2176.32と、

昨年9月26日以来の高値を付けた。

 

翌日に決算発表予定の化学大手デュポンも1%超上昇。

通常取引終了後に四半期決算を発表予定の半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)なども堅調で、

米企業決算への期待の高さから買いが入った。

米株相場は前週末に下落しており、下値では押し目買いが入るという。

ダウ平均は一時120ドル超上昇し、 1万100ドル台に乗せた。

原油先物相場の上昇を受け、石油大手シェブロンの上昇も相場を支えた。

 

S&P500種株価指数は10.23ポイント高の1097.91で終えた。

業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「公益」「消費循環」など全業種が上昇した。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億8000万株(速報値)、

ナスダック市場は約19億1000万株(同)だった。

 

アナリストが投資判断を引き上げたクレジットカード大手の

アメリカン・エキスプレス(アメックス)が上昇。

アナリストが目標株価を引き上げた百貨店大手 メーシーズや高級百貨店ノードストロームが高い。

金融会社CITグループが急伸。著名投資家カール・アイカーン氏が

融資を引き受ける用意があるとの書簡を 同社に送ったと発表した。

 

一方、アナリストが投資判断を引き下げたと伝わった

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)と米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)が急落。

朝方発表の 決算で、大幅減益となった地銀大手BB&Tが安い。

ダウ平均構成銘柄ではゼネラル・エレクトリック(GE)や

米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ) が続落。(NIKKEI NET 06:40)