米国株、ダウ81ドル安 高値警戒で利益確定売り、ナスダックは14ポイント安
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落。
前日比81ドル32セント安の9748ドル55セントで取引を終えた。
米連邦準備理事会(FRB)が23日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で
景気判断を上方修正し、好感した買いが優勢になる場面が あった。
ただ、その後は高値警戒感から利益確定目的の売りが膨らんだ。
原油先物など商品相場が軟調だったことを受け、
素材やエネルギー株が売られたことも 重荷になった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、
終値は14.88ポイント安の2131.42だった。
FOMC声明は米景気について「経済活動は上向いた」と、
前回の「横ばいになっている」から上方修正した。
一方、政策金利は「今後も長期間、異例の低水準とすることが正当化される可能性が高い」
との認識は変えなかった。
市場の一部に金融政策の正常化が議論されるとの警戒感があったといい、
声明発表後は買 い戻しなどでダウ平均が取引時間中では2008年10月7日以来の
高い水準となる9917ドルまで上げた。
ただ、ほぼ1年ぶりの高水準とあって高値圏では当面の利益を確定する目的の売りが膨らんだ。
週間の原油在庫が予想に反して増加し、原油先物相場が下落。
足もとの相場上昇のけん引役となっていた、
素材やエネルギー株に売りが優勢になったことも相場の押し下げ要因になった。
S&P500種株価指数は反落し、10.79ポイント安の1060.87で終えた。
業種別S&P500種指数(全10業種)では「金融」や「素材」、
「エネルギー」など「通信」を除く9業種が下落した。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約13億2000万株(速報値)、
ナスダック市場は約 25億9000万株(同)だった。
前日夕に増資を発表した航空大手USエアウェイズが13%の急落。
アナリストが投資判断を引き下げたと伝わった保険大手プルデンシャル・ファイナンシャ ルは
5%下げた。
前日に7~9月期の売上高が従来見通しの上限から多少上回る可能性があると発表した
ハードディスク駆動装置(HDD)大手のシーゲート・ テクノロジーは朝高後に下げに転じた。
ダウ構成銘柄では金融大手JPモルガン・チェースや建機大手キャタピラーなどが下げた。
一方、朝方に7~9月期の売上高の上方修正を発表した半導体大手のザイリンクスが4%超上昇。
同業のアルテラも3%超上げた。
インドで製造する新型コン パクトカーをインド国内やアジア・太平洋地域で販売すると発表した
自動車大手フォード・モーターが5%上昇した。
ダウ構成銘柄では通信大手AT&Tや半導 体大手のインテルが買われた。
(NIKKEI NET 06:45)