At 4:02PM ET: 9,683.41 Up 56.61 (0.59%)


米国株、続伸 ダウ11カ月ぶり高値、指標改善を好感し買い優勢に



15日の米株式相場は続伸。

ダウ工業株30種平均は前日比56ドル61セント高の9683ドル41セントと、

2008年 10月6日以来、約11カ月ぶりの高値で取引を終えた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数の終値は10.86ポイント高の2102.64と、

昨年9月26日以来ほぼ1年ぶりの水準を回復。

朝方発表の8月の米小売売上高の伸びが市場予想を上回ったほか、

9月のニューヨーク連銀景気指数も大幅に上昇。

個人消費の持ち直しや景気回復への期待が強まり、買いが優勢になった。

 

15日は証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻からちょうど1年にあたる。

ダウ平均はリーマン破綻直前の2008年9月12日の水準を15%下回っている。

 

8月の小売売上高は前月比2.7%増と、市場予想平均(2.0%増)を上回った。

米政府による低燃費車への買い替え補助金でかさ上げされた自動車を除いても1.1%増と、

予想(0.4%増)を大きく上回った。

朝方はこのところの相場上昇を受け、

高値警戒感から利益確定売りが出てダウ平均が下げる場面が あった。

ただ、バーナンキ議長米連邦準備理事会(FRB)が講演後の質疑で

「米景気の後退は現時点で終わっている可能性が高い」と語ったことが伝わったこ ともあって、

売り一巡後はじりじりと上げ幅を広げた。

 

S&P500種株価指数も続伸。3.29ポイント高の1052.63と、

昨年10月6日以来の高値で終えた。

業種別S&P500種指数(全10業種)で は「素材」や「一般産業」、「公益」など8業種が上昇。

「消費安定」と「ヘルスケア」の2業種が下げた。

売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約 14億9000万株(速報値)、

ナスダック市場は約23億1000万株(同)だった。

 

証券会社が投資判断を引き上げたと伝わったインターネット検索大手ヤフーが5%超上昇。

前日夕に新株発行を発表した保険のジェンワース・ファイナンシャ ルも買われた。

アナリストの投資判断引き上げが伝わった競売大手イーベイも上昇した。

ダウ平均構成銘柄では非鉄大手アルコアや建機大手のキャタピラーの上 げが目立った。

 

一方、朝方に発表した6~8月期決算で、

1株利益が市場予想を下回った家電量販店大手のベスト・バイが5%超下落。

米政府が取得した保有株の削減などを 検討していると伝わった

米銀大手シティ・グループは9%近く下落した。

米銀大手JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカも下落し た。(06:42)