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米国株、小幅高で始まる ダウ11ドル高 住宅株高い、アメックス堅調
30日の米株式相場は小幅高で始まった。
ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日比11ドル94セント高の 8541ドル32セント、
ハイテク比率の高いナスダック総合株価指数は同7.35ポイント高の1851.41で推移している。
4月のS&P/ケース・シ ラー住宅価格指数で全米20都市の指数の下落率が予想を下回り
米住宅価格の下げ止まりの可能性が意識され買いを誘っている。
ただ前日の上昇を受けて利益 確定売りも出ており、上値は限られている。
4月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数で全米20都市の住宅価格指数は
前年同月比18.1%低下で、下落率は市場予想(18.6%低下)を下回った。
住宅建設株は総じて堅調で、KBホームやDRホートンなどが買われている。
クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)がダウ平均の構成銘柄で上昇率首位。
航空機大手のボーイングも堅調に推移。前日夕に7~9月期の北米での生産を
前年同期比16%増とする計画を示したと伝わった自動車大手フォードが買われている。
アナリストの投資判断引き上げが伝わった米貨物大手フェデックスが上昇。
前日夕に発表した2~4月期決算で1株利益が市場予想を上回った
税務申告代行サービスのH&Rブロックが8%高。
一方、UBSが投資判断を「買い」で再開したと伝わった米証券大手ゴールドマン・サックスは小安い。
製薬大手ファイザーや建設機械大手キャタピラーが下落している。
(NIKKEI NET 30日 23:06)