三菱自動車が量産を始めた電気自動車「アイミーブ」=4日、岡山県倉敷市〔共同〕



三菱自、電気自動車「アイミーブ」量産開始 充電1回160キロ



三菱自動車は4日、主力工場の水島製作所(岡山県倉敷市)で

電気自動車「i―MiEV(アイミーブ)」の量産を始めた。

大人4人が乗れて長距離走行がで きる実用性の高い電気自動車の本格量産は世界初。

2009年度は2000台、10年度に5000台を生産する。

納車は7月下旬から法人向けを中心に始まる 予定だ。

アイミーブは軽自動車「i(アイ)」をベースに開発。

通常の家庭用電源で充電が可能で、最高時速は130キロメートル。

1回の充電で走れる距離は160 キロメートルと実用性を高めた。

ジーエス・ユアサコーポレーションなどと共同開発したリチウムイオン電池を搭載している。

エンジンの代わりに電動モーターで走るため、走行中は二酸化炭素(CO2)を排出しない。

発電時の発生分を含めてもガソリン車に比べてCO2排出量を7 割減らせる。

夜間電力を使えば1キロメートル走るのに必要な電気代は1円で済む。

車両価格は政府の購入補助金を考慮した実額ベースで約300万円とな る。(NIKKEI NET 04日 15:53)