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米国株、反落で始まる ダウ52ドル安 利益確定売り、雇用不安重し




3日の米株式相場は反落して始まった。

ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日比52ドル41セント安の 8688ドル46セント、

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同13.45ポイント安の1823.35で推移している。

足元で上昇が続いた後 とあって、利益を確定する動きが優勢となっている。雇用情勢への懸念も、

売りを誘っているようだ。

四半期決算で赤字幅がそれぞれ前年同期から縮小した住宅建設大手のトール・ブラザーズと

ホブナニアン・エンタープライゼズは下落。

前日に住宅指標の発表などを受けて株価が上昇していたため、利益確定売りが出ているもよう。

アナリストが投資判断を引き上げたと伝わった金鉱株大手のニューモント・マイニングや

鉄鋼大手アルセロール・ミタルにも売りが先行している。

普通株などによる増資を発表した格安航空のジェットブルー・エアウェイズは約9%の急落。

一方、銀行大手のJPモルガン・チェースや通信サービス大手のベライゾン・コミュニケーションズが

高く始まった。

民間雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した

5月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く) が前月比53万2000人減った。

減少幅は4月(54万5000人)から縮小したが、引き続き50万人を上回る高水準だった。

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が同日午前、議会で証言する。

                                (NIKKEI NET 03日 23:04)