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米国株、小反落で始まる ダウ14ドル安 利益確定、JPモルガンなど金融安




2日の米株式相場は小反落で始まった。

午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前日比14ドル10セント安の8707ドル34セント、

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同10.30ポイント安の1818.38で推移している。

大幅高の翌日とあって利益確定売りが出やすく上値が重い。

金融株に下げが目立つことも相場の重しとなっている。

公的資金の返済の条件を満たすために普通株発行で資本調達を行うと発表した

銀行大手JPモルガン・チェースと証券大手モルガン・スタンレーに売りが先行している。

やはり増資を発表したクレジット・カード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)も安い。

保有する中国工商銀行の株式を売却したと報じられた証券大手ゴールドマン・サックス(GS)は

小幅安で始まった。大株主のアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の投資会社による

保有株の売却が報じられた英金融大手バークレイズは約12%下落している。

一方、1株利益見通しを引き上げたペプシコ系列のボトリング会社ペプシ・ボトリング・グループに

買いが先行。

アナリストによる投資判断引き上げが伝わったコンチネンタル航空は大幅上昇で始まった。

前日夕、コンピューター外部記憶装置大手のEMCが同業のデータ・ドメインに対し、

競合のネットアップ(旧ネットワーク・アプライアンス)の提案を上回る買収案を提示したと発表。

データ・ドメインは急伸している。 (NIKKEI NET 02日 23:00)