GMの破産法申請を受け、支援を表明するオバマ大統領=1日、ワシントン〔AP〕




GM「3割縮小」で再出発 破産法申請、負債16兆円



米ゼネラル・モーターズ(GM)は1日、

米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をニューヨーク市の

破産裁判所に正式に申請した。

GMは8月末を目標に新会社への資産譲渡など破産法手続きを完了。

販売規模を今の約7割にあたる600万台程度に縮小した「新生GM」として再起を図る。

米自動車大手3社(ビッグスリー)のうちクライスラーに続く法的整理は

世界の自動車業界の勢力図を塗り替え、日本メーカーも含めた各社に

戦略の練り直しを迫る可能性がある。

GMの破産法申請を受けてオバマ米大統領は1日、声明を発表し、

「GMの利害関係者は信頼に足る達成可能なプランをまとめた。

米政府は(再建を)支援する」と表明。GMのヘンダーソンCEOは同日、

「(法的整理の活用により)GMは身軽でよりコスト競争力のある企業に再生する」とコメントした。

ニューヨーク証券取引所は1日、GM株を2日の取引開始前に売買停止にし、

その後、上場廃止にすると発表した。(NIKKEINET 02:24)